3月11日をワセオケで
前回の日記でコーンスープとデミグラスのことを書いていたら、3日と経たないうちに
まさにそのものが手元に届いてびっくり!!
ベルリンに来ることになっていたワセオケのOB、Uさんが日本を出る直前に
このブログを読んで下さり、持ってきてくださったのです。
「ないよ~~~」って言ってたところに「あるよ」なんて、HEROのマスターみたいです(笑)。
優しいUさんのお心づかいにとても嬉しく、感激しました。
そんなわけで(?)3月11日は以前所属していたワセオケ(早稲田大学交響楽団)
のベルリン公演がありました。そう、前回からもう3年経ったのです。
前日に同じフィルハーモニーでベルリンフィルのコンサートを聴いていたのですが、
ベルリンフィルのメンバーに比べると、ちっちゃくて若い現役の子たちが
緊張の面持ちで、しかもきちんと楽器ごとに順々に登場する様子は、まるで
親の気持ちのようになってしまい、こちらまで緊張・・・頑張って><と祈りました。
そして指揮の田中先生が登場し、さっと一斉に立つ様子を見ていると、
この子たちがこの舞台に立つのにどれだけの努力をし、時間を割いてきたことかと
(勝手に)思い、その時点で感極まって泣きそうになってしまいました。
コンサートはシュトラウスのアルペンシンフォニー、ティルオイレンシュピーゲルと
金管楽器を中心に難しいソロの場面も無事に乗り越え、太鼓の曲でもがっちり
聴衆の心をつかんだと思います。プログラムはここまでですが、ワセオケはある意味
アンコールプログラムからも見ものです(笑)
まずは震災から一年ということで(公演日程は震災前からたまたま決まっていたものでした)、
追悼の意を込め「荒城の月」。会場には涙する方も。
その後、太鼓曲ラプソディと、ベルリン公演だけの特別&恒例でもある
「ベルリンの風」。たくさんの暖かい拍手でコンサートを終えました。
終演後の楽屋裏では、学生、そして学生以上にまわりの大人たちがほっと胸を
なでおろしていました。どこの公演地もひとつひとつ大切ですが、それでも
やはりベルリン公演はベルリンならではのプレッシャーや緊張があったと思います。
でもベルリンの聴衆はとても暖かく、学生にとっても特別だったようです。
先週から同じ大学のいろんな世代の方たちとお会いしたり、こうやってワセオケや
OBの先輩やOGの子とお会いでき、久しぶりに懐かしいお話ができて心のリフレッシュとなりました。
震災から一年のこの日を迎えるに当たり、ベルリンでも少し前からテレビ番組で
日本のことが取り上げられていたり、当日はいろんなところでセレモニーやコンサートが
行われていました。
私のまわりではチャリティーに参加したり、あえて仕事に精を出してみたり、といろいろな方
がいらっしゃいましたが、皆、それぞれの形で日本のことを想った一日だったと思います。
ワセオケ関係者の皆さんはもうベルリンを発ちましたが、今日はまた別のお客様、
そしてその後も、とお客様ラッシュの3月、お互い元気に再会できることを
感謝したいと思います!!
-----
このコンサートの模様はベルリンフィル・デジタルコンサートHP上で
3月25日まで見れます。
ヨーロッパツアー(ベルリン公演)
2012年 3月 11日(日)
指揮:田中雅彦
曲目:
R.シュトラウス / アルプス交響曲 作品64
Richard Strauss / Eine Alpensinfonie op.64
R.シュトラウス / 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28
Richard Strauss / “Till Eulenspiegels lustige Streiche”op.28
由谷一幾 /「和太鼓と管弦楽のための協奏曲」
Konzert fur japanische Trommeln und Orchester
アンコール:
瀧廉太郎 / 「荒城の月」
外山雄三 / 「管弦楽のためのラプソディ」
パウル・リンケ / 「ベルリンの風」
まさにそのものが手元に届いてびっくり!!
ベルリンに来ることになっていたワセオケのOB、Uさんが日本を出る直前に
このブログを読んで下さり、持ってきてくださったのです。
「ないよ~~~」って言ってたところに「あるよ」なんて、HEROのマスターみたいです(笑)。
優しいUさんのお心づかいにとても嬉しく、感激しました。
そんなわけで(?)3月11日は以前所属していたワセオケ(早稲田大学交響楽団)
のベルリン公演がありました。そう、前回からもう3年経ったのです。
前日に同じフィルハーモニーでベルリンフィルのコンサートを聴いていたのですが、
ベルリンフィルのメンバーに比べると、ちっちゃくて若い現役の子たちが
緊張の面持ちで、しかもきちんと楽器ごとに順々に登場する様子は、まるで
親の気持ちのようになってしまい、こちらまで緊張・・・頑張って><と祈りました。
そして指揮の田中先生が登場し、さっと一斉に立つ様子を見ていると、
この子たちがこの舞台に立つのにどれだけの努力をし、時間を割いてきたことかと
(勝手に)思い、その時点で感極まって泣きそうになってしまいました。
コンサートはシュトラウスのアルペンシンフォニー、ティルオイレンシュピーゲルと
金管楽器を中心に難しいソロの場面も無事に乗り越え、太鼓の曲でもがっちり
聴衆の心をつかんだと思います。プログラムはここまでですが、ワセオケはある意味
アンコールプログラムからも見ものです(笑)
まずは震災から一年ということで(公演日程は震災前からたまたま決まっていたものでした)、
追悼の意を込め「荒城の月」。会場には涙する方も。
その後、太鼓曲ラプソディと、ベルリン公演だけの特別&恒例でもある
「ベルリンの風」。たくさんの暖かい拍手でコンサートを終えました。
終演後の楽屋裏では、学生、そして学生以上にまわりの大人たちがほっと胸を
なでおろしていました。どこの公演地もひとつひとつ大切ですが、それでも
やはりベルリン公演はベルリンならではのプレッシャーや緊張があったと思います。
でもベルリンの聴衆はとても暖かく、学生にとっても特別だったようです。
先週から同じ大学のいろんな世代の方たちとお会いしたり、こうやってワセオケや
OBの先輩やOGの子とお会いでき、久しぶりに懐かしいお話ができて心のリフレッシュとなりました。
震災から一年のこの日を迎えるに当たり、ベルリンでも少し前からテレビ番組で
日本のことが取り上げられていたり、当日はいろんなところでセレモニーやコンサートが
行われていました。
私のまわりではチャリティーに参加したり、あえて仕事に精を出してみたり、といろいろな方
がいらっしゃいましたが、皆、それぞれの形で日本のことを想った一日だったと思います。
ワセオケ関係者の皆さんはもうベルリンを発ちましたが、今日はまた別のお客様、
そしてその後も、とお客様ラッシュの3月、お互い元気に再会できることを
感謝したいと思います!!
-----
このコンサートの模様はベルリンフィル・デジタルコンサートHP上で
3月25日まで見れます。
ヨーロッパツアー(ベルリン公演)
2012年 3月 11日(日)
指揮:田中雅彦
曲目:
R.シュトラウス / アルプス交響曲 作品64
Richard Strauss / Eine Alpensinfonie op.64
R.シュトラウス / 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28
Richard Strauss / “Till Eulenspiegels lustige Streiche”op.28
由谷一幾 /「和太鼓と管弦楽のための協奏曲」
Konzert fur japanische Trommeln und Orchester
アンコール:
瀧廉太郎 / 「荒城の月」
外山雄三 / 「管弦楽のためのラプソディ」
パウル・リンケ / 「ベルリンの風」
by miho-berlin
| 2012-03-14 02:07
| 日々のこと
|
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Comments(2)
Commented
by
かえで
at 2012-03-27 09:24
x
Uさん、グッジョブ!(存じ上げないのに失礼しました)
音楽をされてたならベルリンに住んでるのは本当に楽しいんじゃないでしょうか。音楽に関係ない私でも相当感化されましたから。
多くの日本からのお客様の中でも、こういう形でOBOG後輩に会えるのはとても特別な感じで、素敵ですね。
音楽をされてたならベルリンに住んでるのは本当に楽しいんじゃないでしょうか。音楽に関係ない私でも相当感化されましたから。
多くの日本からのお客様の中でも、こういう形でOBOG後輩に会えるのはとても特別な感じで、素敵ですね。
Commented
by
miho-berlin at 2012-03-31 20:20
>かえでさん
ほんとUさんのGJに感謝ですよ^^b!!
ベルリンに来てびっくりしたことのひとつはやっぱり音楽の文化ですね。特別音楽に関わってなくても、気軽に気楽に(そして安い)行けるのもベルリンならではと思います。かえでさんはフィルハーモニーは聴きに行かれましたか?
今回会った方たちは学生時代を一緒に過ごしたわけではないのですが、代々つながる同じサークルや大学のご縁で話しも盛り上がり、楽しいひと時を過ごせて嬉しかったです♪
ほんとUさんのGJに感謝ですよ^^b!!
ベルリンに来てびっくりしたことのひとつはやっぱり音楽の文化ですね。特別音楽に関わってなくても、気軽に気楽に(そして安い)行けるのもベルリンならではと思います。かえでさんはフィルハーモニーは聴きに行かれましたか?
今回会った方たちは学生時代を一緒に過ごしたわけではないのですが、代々つながる同じサークルや大学のご縁で話しも盛り上がり、楽しいひと時を過ごせて嬉しかったです♪
もう旅行者ではない、寝ても覚めてもここはベルリン、毎日ベルリン!品川OLが結婚を機に2008年渡独。縁もゆかりもなかったこの街で奮闘する主婦&ママ(ライター・校正)のベルリン生活。
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