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ドイツ人とパン食

忙しくしているうちにあっというまに2月も終わり。

ここ数日、あらゆるところで(特にドイツ人)「春までもうすぐね~~!」という会話になります。
とはいえまだコートは手放せないし、本当に暖かい春となるとまだ時間はかかるのですが、
話を聞いているとどうも”3月”になるというのが皆の中では大きいらしい(笑)
でも天気は相変わらずイマイチとはいえ、朝起きても真っ暗ではないし、日も長くなってきていて
嬉しい限り。確かに春は近づいてきています。

お茶会で手作りパンを頂きました。
いつもケーキですが、年に1,2回パンが出ることがあります。
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日本だと手でちぎって食べたりしていましたが、ドイツではこういう丸いパンを食べる時は
ナイフを使ってこうやって横半分に切ります。
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これが簡単にできそうでなかなか難しいのです。
今回は焼き立てで柔らかかったからまだ良かったけど(それでも表面が波打っててきたないです・・)
固いものだとお皿がパンくずでいっぱいになったり、均等に切りにくかったり^^;
でもドイツ人はささっと上手にナイフを入れます。いつぞや、私が慎重にザクザクしているところに、
隣にいたMくん(9歳)の手つきがなめらかすぎて見とれてしまいました(笑)小さいころから
こうやって食べてるんだよねえ~~。

さて、半分になったパンにはまずバターをたっぷり塗って(カロリーを気にして少なめにしてたら
「ミホはもっと塗りなさい」と指摘されるという。。笑)、続いて好きなジャムをのせて頂きます。
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ここにあるジャムはプルーン、アプリコット、オレンジ、プルーンとオレンジなどのミックス。オレンジ以外は全て手作り。

パンのお供にかかせないのがバターに並んでハチミツ。そしてジャムは常時2,3種はあり、
家によってこだわりのものがあったり、手作りものが並べられることも。

今回はティータイムだったので甘いものだけでしたが、朝食などではこれにハム・チーズなどが
加わります。(それこそ、その時々の冷蔵庫の中身次第、個人の好み次第なので、種類も
限りがありません)また、コーヒー、場合によっては卵、なども定番です。

パンの種類も一種類だけではなく、複数が並べられることもあります。
お気に入りのパン屋さんなどで調達している人も少なくないでしょう。。

昨年夏のMおばさんの別荘宅でもそうでしたが、続いてお世話になったRさんのお宅でも
同じようなスタイルで朝食にパンを頂き、ドイツ人ってこうやってパン食べるんだ~、
パンってホントにかかせないんだなあと実感しました。

時間がない時やお弁当にするときは、あらかじめパンにハムなどを挟んでタッパーや
アルミホイルに包んで持って行く友達も結構います。(日本でいうおにぎり感覚?!)

それにしても今回の手作りパン、とっても美味しかったよ~(´∀`)053.gif
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by miho-berlin | 2013-02-28 07:02 | パンの国 ドイツ
今年のベルリナーレで見た作品を書いておきます。

まず「東京家族」(山田洋次監督)。
この作品は「東京物語」(小津安二郎監督)のオマージュ作品とのこと。

ちょうどベルリナーレでも「東京物語」が一度だけ上映される機会があったので、
「東京家族」を見る前に「東京物語」を見に行きました。
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恥ずかしながら初めて見た小津監督の作品。ドイツ人は小津ファンの人も多く、
上映当日もまわりを見ると地元の人が多かったです。
いや~~~~ 正直、心底感動しました。。すごくハッピーな内容ではないのですが、
なんだかすごく素敵なものを見させてもらったような・・・なんででしょう。。心に沁みます。
日本人として、見て良かったなあと思える作品でした。

しかし多くの人に愛され、世界の映画監督が選ぶ優れた作品としても上位に挙がる同作品。
日本人でなくとも何か人として、親・子、家族を持つものとして通じるものがあるんでしょうね。。
ドイツ人の人も感動に泣いていました。
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そしてしっかり予習?をしてから見た「東京家族」。
まさに「東京物語」の現代版です。(新幹線の品川駅&スタバ、懐かしかったです・・・)
もちろんストーリーや設定には多少の変更はあるものの、セリフも一部同じ、
登場人物の名前も同じでここまで寄せてあるとは思いませんでした。

良いお話でしたよ。いつの時代も、それぞれの立場に言い分や深い想いがあるものですね。。

両作品を比べるには私はあまりに素人ですが、両方見ることができて良かったです。
「東京家族」は日本でも公開中。「東京物語」も併せて見ると面白いと思います。
蛇足ですが、すき焼きが食べたくなりました(笑)。

他に見たのは「先祖になる」(池谷薫監督)。
岩手に住む77歳のおじいちゃんの震災後の再生ドキュメンタリー。
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やっぱり人生の先輩って侮れないなあと思いました。
震災にまつわる悲しさや辛さをぐっと心に抱えながらも、力強く夢と明日に向かう姿に
元気と希望をもらいました。
おじいちゃんが主人公ですが、まわりで支える人たち、そして地域の組合を解散しない、
と涙ながらに訴える若い層の姿を見て、こちらも涙が止まりませんでした。
震災から日が経つにつれ、映像などを見る機会も少なくなってきていますが、
被害にあわれた方が闘っている日々はまだ続いている、という現状を再認識。

ベルリナーレでは特別賞を受賞し、日本でも先週から公開されているそうです。

そして船橋淳監督の「桜並木の満開の下に」。
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昨年の同監督の震災ドキュメンタリー「Nuclear Nation」(原発事故のため、双葉町の故郷を
離れて、避難所生活を送る方々を追った映画)に続き、今年も出品。

昨年のドキュメンタリーを見て、厳しい現実を突きつけられましたが(でもそれも真実。
忘れてはいけませんね・・・)今年は普通にラブストーリー。しかし震災後、という背景を持ちます。

上映後の質疑応答で監督が登場。今回は直接ではなく間接的に震災後の日本(人に漂うもの)
を描いたとのこと。ラスト、私個人としては納得できたけど、ドイツ人にはどう映ったのか?!
ラストに関する質問が多く見られました。
これまた蛇足ですが、日本の桜が見たくなりました(爆)。

日本では4月から公開とのことです。

今年見たのは全部、日本の映画でしたが、すっかり堪能してきました。
今回は”家族”(や、特に上の3本は”父”)の姿が印象的でした。
そして4本とも、先にも書きましたが、それぞれの立場に想いや苦悩があり、それらが
別の誰かのものと重なるには喜びも切なさもあるんだなと思いました。深いです。

いやぁ、映画って本当にいいもんですね~(水野さんへのオマージュ?!笑)

*写真は全てベルリナーレ公式HPより拝借。
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by miho-berlin | 2013-02-21 06:29 | ベルリナーレ(映画祭)/演劇
今年もベルリナーレ(7日~17日)が開催されています♪ 

☆ベルリナーレ全般、チケットの買い方などはカテゴリ【ベルリナーレ】に過去レポが入ってます。
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今年はこんなデザイン。
前半は時間も予定も合わず、出遅れましたが、後半巻き返して?これから見るのも
含め4本は見れそうです。(映画のことはまた書きます)
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まわりでも「何か見た~?」とこの時期は映画の話題になることが多い。
冬にも飽きてきた・・・なのに春まではまだ少し遠い、というこの時期に開催される
ベルリナーレの存在はなかなか大きいです。

それに大きなスクリーンを通して、たっぷり日本語のシャワーを浴びられるのが嬉しいところ(笑)
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もちろんコンサート、オペラなども毎日華やかにいたるところでやってるので
映画にコンサートに、と劇場を転々と行き通う日々。

でもいつも思うけど、どれだけお金をつぎ込んでもこういうのって、何かモノを買うのとは違って、
形には残らないものですよねえ・・・でもその分、心に積もって、目に見えないところで自分の
何かの糧になって、どこかでそれが生かされるのかなと思うと贅沢で幸せなものだなあと思います。

ドイツに来てからそういう豊かさを感受できる機会がより増えました。
ベルリンはお金がない、とは言われるけど心の部分ではリッチな気がしますよ。
こういうのもsexy*な一面なのかな。

*ベルリン市長ヴォーヴェライトさんのインタビュー(2003)での発言
「Berlin ist arm, aber sexy」(ベルリンは貧しい、でもセクシー)は有名。
"arm aber sexy"という言葉は今やベルリン土産(Tシャツとか)にもデザインされるほど。
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by miho-berlin | 2013-02-16 21:29 | ベルリナーレ(映画祭)/演劇

ドイツのお犬さま

以前、友達と話をしていて「今度、学校行くんだよねえ」「え、どこの学校?」と話している
うちに何かヘンだなーと思ったら「あ、学校行くのは私じゃなくて犬がね!!」
「犬かっ!!笑」ってことがありました。
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ベルリンの街を歩いているとわんちゃんに遭遇することが多いです。

電車に乗ってきたり、レストランやカフェに入ってきて、のしっとすっかり座っています。
私は以前、犬を飼ってたので、今は亡き愛犬に姿を重ねて犬を見るたびに
「あら、おりこうさんねえ(*´∀`)」」「もうちょっと待ってるんだよ(>。<)」ちょっとかわからないけど
と話しかけてしまいます。しかしベルリンはまあ、話しかけることが多いこと、多いこと!!
それだけ人とのつながりが深いわんちゃんたちなのです。
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でもベルリンのわんちゃんは本当におりこうさんですよー(*´ー`*)。
一番びっくりしたのはリードをつけてないことです。初めて見たときは野良犬かと
思ったぐらい。でもよく見ると遠くに飼い主が歩いているんです。
わんちゃんたちは主よりも先に歩いた場合、ある程度距離があくとちゃんと
後ろを振り返って飼い主が来るのを待っているのです。
(リードなしだとコントロールできない子たちや、リード義務の場所ではもちろんリードをつけます)
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電車などでもめったに吠えません。カフェでも美味しそう~なご主人様のご飯が来たって、
きちんとお食事が終わるのをお座りして待っています。
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もちろん飲食店の中には中に入るのを禁止しているところもあります。
スーパーや日本食屋さんなどもそうですが、特に生ものを扱うところでは外で待機させます。
これがまたちゃんと待っているんですよ・・・冬なんかぶるぶる震えながら
ご主人を待っててねェ~~<(T◇T)>。←感情移入しすぎ・笑
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たまに電車で吠えるときがありますが、その時はめちゃめちゃ怒られています。
それを見ると私の方が犬よりもしょぼんとしてしまいます(*´・・`*)(爆)
でも犬の飼い主には規せられたルールがあります。公共機関では特に敏感になるでしょう。

でもこうしてルールをきちんと守っていることによって、犬がいてもまわりのお客さんも
安心して普通に電車に乗っているのです。

友達に聞いたら、お散歩も本当は時間が決まっていて一日3時間とかなんとか、
飼い主も放ったらかしにせずきちんとコミュニケーションを取る、など決まりごとがあるそうです。
こういうのを怠ると虐待になっちゃうのだそう。躾をしっかりするために犬の学校もあります。

そして犬を飼うには税金を払う義務があります。その名も犬税(Hundesteuer)。
州によって違うので一概には言えませんが、例えばベルリンでは一匹/頭につき、
年間120ユーロ(2匹/頭からは一匹につき180ユーロ)。なのでむやみやたらに犬を飼えません。
でもそうすることで犬の数を管理したり、無責任に飼われる犬を減らしたり、飼い主にも
責任感が出るのだとか。

またどうしても手放さなくなった犬たち(犬以外のペットも)はティアハイムというところに
預けられますがわんちゃんたちは殺されずに、飼い主が見つかるまでいられるのだそうです。
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カフェで作業中、足元にワンちゃんが紛れ込んできました。「なんかモゾモゾすると思ったよー」と旦那さん・笑。犬も人に慣れています

ちなみに犬よりも猫のほうがペットの数としては多いようです。(でも猫税はないらしい。)
犬と違って、猫ちゃんは家の中で飼われているのがほとんどなので、街の中ではあまり会うことは
ありません。あと寒いのもあるのかな?スペインなどに行って、お外でゴロンとひなたぼっこしてる
猫ちゃんたちに会うと「いたーーー(゚∀゚)ー!!」とちょっと嬉しいです。

ルールがあって、きちんとルールを守る、責任を持つ、命を大切にする。
当たり前のことだけど、犬を飼う方も、飼わない方もその決まりごとのラインに乗りながら
それぞれを受け入れているドイツの姿勢ってなかなかかっこいいなと思うお犬事情でした。
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by miho-berlin | 2013-02-04 07:10 | ここはドイツ!生活・文化

もう旅行者ではない、寝ても覚めてもここはベルリン、毎日ベルリン!品川OLが結婚を機に2008年渡独。縁もゆかりもなかったこの街で奮闘する主婦&新米ママのベルリン生活。


by miho-berlin