未来の巨匠

ベルリンフィルが日本に演奏旅行中ですね。
クラスメイトの台湾の子(バイオリン勉強中)、韓国人の子(チェロ勉強中)
も言ってた。母国でのチケットの値段を見ると、ここにいて彼らの演奏が
聴けることがどんなにありがたいことであるかを。

で、このありがたさを私も存分に感じながらコンサート、オペラなどに足を
運んでいるのですが、日々の大発見が多すぎてなかなかここに書くのに
追いつきません・・・なんせ、トイレットペーパーの配列にも反応する毎日ですので^^;)爆

ですが、今日はその中でも特筆したいコンサートの様子をひとつ載せたいと思います↓
それはちょっと前のお話になってしまいますが、私がベルリンに来て2回目に
行ったコンサートのお話です。(前回の続き「巨匠の新世界。私の新世界。

2回目のコンサート、、、コンサートでもあり、戦いの場でもありました。
それは指揮者コンクールの決勝戦。
旦那を通じて知り合った指揮者のTくん(披露宴のベルリンビデオにも登場してくれました)
が、ななななんと指揮者コンクールでファイナルまで残ったというのです。
そのファイナルが一般公開されるとのことで駆けつけることにしました。

指揮者コンクールはすごいコンクールです。
といってものだめ、とか小澤征爾さんの本でしか読んでないですけど。私は興味深々!!
実は「生まれ変わったらなりたい職業」のトップに指揮者がありますのデス。おほほ。

課題曲を振ったり、練習風景を審査されたりするのかなー。
指揮者だから、まずその音楽に込められたメッセージはもちろん、楽器そのものが
どんな音を鳴らすかとかも全部わかってないといけないでしょ。
木を見てを見て、森を見てを見ないといけない。
究極は間違い探しとかするみたいだし。(今回はあったかわかりませんが)
例えばある曲をオケが演奏し、そのうちのたった数小節のクラリネットの部分を
オーボエが吹いたりする。
それを指摘するのです。それってスコア全部わかってないとできなくないか?
それ以前に自分より歳も経験もはるかに多いオケの人たちの前に立つことあるし、
物理的なもの以外のところでも多くの苦労があるんじゃないかなと思います。

そんなこんなでコンクールは何日にも渡ります。
今回は約一週間かけて行われ、勝ち抜いた3人が本番としてオケを振ります。
それを私たちは聴けるのだそう。場所は初のコンツェルトハウス。
オケは同コンツェルトハウスのオケです。
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開演し、最初が私たちにとってのメイン、 Tくんの出番です。
佐渡さんの時と同様、Tくんの表情が見える舞台側の席に座りました。
曲はR.シュトラウスの「ドン・ファン」。
Tくんの指揮に、オケが乗ります。
音が強いところ、優しいところ、はじけるところ、流れるところ。
Tくんの腕の動きに合わせてオケが素晴らしい音楽を奏でていました。
Tくんが指をさすそのタイミングで、「ちょっと、ちょっと!私が代わりにティンパニー
叩いてあげるわ!」とすぐそこにいるティンパニーの人に言ってみたいところでした。
(ウソです、恐れ多くもそんなこと言えません・・・)
今、奏でられている音楽はTくんが出している音なんだなあ、やっぱ指揮者って
かっこいいなあ・・・本当にもう一度聴きたいと思う演奏でした。

その後はドイツ人が指揮するクラリネット協奏曲、「死と変容」、そして最後は韓国人が
指揮する「ティル・オイレンシュピーゲル」。
(ティルは前日に予習していったので、情景が思い浮かべて楽しかったです。)

審査結果はその場で発表され、1位がドイツ人青年、2位がTくん、そして3位が
韓国人青年でした。

コンクールの最終日の最後の本番だけを聴いた私たちの中ではTくんは
ピカイチ(古い?)の一位でした。
でもどうやらこの一週間の審査の中で一位の彼が高レベルの力を披露していたとのこと。

コンクールという場であったものの、素晴らしい演奏を聴けた夜でした。
既に日本でも活躍されていますが、今後もTくんの活躍に大注目です★★

from これからも“角田鋼亮くん応援し隊”!
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by miho-berlin | 2008-11-30 01:02 | あふれる音楽♪オペラ♪バレエ♪

もう旅行者ではない、寝ても覚めてもここはベルリン、毎日ベルリン!品川OLが結婚を機に2008年渡独。縁もゆかりもなかったこの街で奮闘する主婦&新米ママのベルリン生活。


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