VHSのドイツ語コース 3(口頭発表)

~前回の続き~

必死でクラスについていくことになったドイツ語コース。
行き始めて2回目ぐらいの授業の時に、”順番”を決めることになりました。
何の順だろうと思っていたら、どうやらReferat(発表)。
クラスで毎回ひとり、授業の最後の30分に発表をする、というものです。

出たーーーー!Referat、、、これは学校に通っているとたまにあることなのです。
でも今まではグループでしていたので、個人では初めてでした。
テーマはなんでもOK...10分ぐらいのものを...資料歓迎...内容は文章にしてもいいが、
発表の際は顔をあげ、読みっぱなしはだめ...「それがReferatというものよ034.gif」というのが先生。

私は8番目ぐらい、決まった段階でまだ発表まで一か月ぐらいありました。
さて、テーマは何にしよう・・・

早速、次の週から1番目のロシア人の女性がスタート。彼女はドイツとロシアの歴史について
まとめてきました。2番目のアルゼンチンの男性は母国で有名なアニメのキャラクター(ドラえもん
みたいな感じかな?)、3番目の映画が趣味の男性は、ベルリナーレが近かったこともあり、
お勧め映画、その他カリーヴルストについて発表したりする人もいましたが、だいたいは
自分のお国ものに関係しているものが多かったです。

皆、パソコンを持参して映像を見せたり、写真やコピー、本を持ってきて回したり・・・
アフリカの楽器をダンス付で披露してくれる人もいましたよ。
発表したあとは質問タイムもあり、10分が目安だった発表も次第に30~40分を超すぐらいに
なってきました。

私には何ができるだろう・・・・
日本のものや、ベルリンのことなど候補を挙げて考えてみましたが、いろいろ悩んだ挙句、
「富士山」にすることに。
ベタですね~~~~(笑) そんなにベタでいいんでしょうかーーー・・・
いいんです004.gif

人前で30分以上話すとなると、やはりテーマは無理できません。
日本のこと、自分のふるさとにある富士山のことなら予備知識もあるし、落ち着いてできるかなと
思いました。また以前ベルリンでも葛飾北斎展がありましたが、ドイツには北斎ファンが
結構いるのです。北斎の絵に出てくる富士山だったら皆も興味を持ってくれるかなと。
(そうそう、ベルリンの富士というとポツダム広場ソニーセンターを思い浮かべますが、
これは富士山を模したわけではないんですね・・・調べているうちにわかりました)

早速原稿を書き上げました。
内容は富士山の基本情報、歴史(最初に登った僧侶の話から)、実際に登るには、頂上、
シンボル的な富士、文化面から見た富士、富士山が抱える問題(環境、噴火)、
世界遺産を目指す未来の富士。
ちょっとこれ、、、山梨県の観光協会に表彰されちゃうかもしれない026.gif(笑)

原稿を書いて、ドイツ人の友達にドイツ語をチェックをしてもらい、内容を固めたあと、
まずは発表内容を頭に入れる。歴史や噴火歴などで年号も結構出てくるので、暗記の世界です。
資料は、登山が趣味の両親に送ってもらった富士山の頂上の写真、北斎の絵などを準備。
あとは黒板を使って皆に説明しようと思いました。

毎日の予習、復習に加え、発表の準備となかなか落ち着かない日が続き、ついに発表の日。
練習の成果もあって、スムーズに進めることができました!
発表しているそばから、質問も飛びかい、話が飛んじゃったり、、そこはさすがに試験と違って
和やかな雰囲気です。終わってからも質問タイムがありましたが、緊張するのは実はこの時間。
予めある程度の原稿が頭に入って自分のペースでできる発表と違って、予期しない質問や単語など
自分の守備範囲を越えてくるものもあるのです005.gif でも意外な視点だったり、感想が
聞けるので興味深い時間でもありますね。
40分以上富士山の宣伝をして(笑)無事に終わりました038.gif
発表が終わって、解散してからももう一度写真を見に来たり、質問に来てくれるクラスメイトも
たくさんいて、嬉しかった016.gif 

中には発表の日に休んでしまう人もいたけど(その場合はもうチャンスはありません)
皆ほぼ自分のテーマでしっかり発表しました。
いつのまにか、20人いたクラスメイトの出身地や名前、それぞれが話したテーマなど
頭にしっかり記憶されました。

さて、大変だった授業も残すところわずかとなると、先生が名簿をもち、次のクラスに
進みたい人の希望を募ります。希望者は、一般の応募に先がけて、優先的に席の確保を
してもらえるのです。この内部進学的なシステムは知りませんでした。
VHSが混んでいるのはこういう理由もあるのですかね。
私は最後まで悩みましたが、予定があって授業に参加できる日が半分以下に
なりそうだったので、次には進みませんでした。でもぜひまたVHSで勉強したいと
思っています(もう少し下のクラスから・・・汗)。

約3か月で1タームのVHSコース。
最後の日は今までの語学学校の中で一番、大きなお別れタイムが待っていました。
週2しか会わなかったのにすごく仲良くなった気分。
最初の想像とは全く違ったけど、思いがけず良い刺激と勉強の時間を与えてもらい、
クラスメイトも”イッツ・ア・スモール・ワールド”の輪ががぐんと広がり、本当に楽しく
素晴らしい経験になりました。大満足と達成感で修了証書を頂きました043.gif

そしてそれから半年後。昨年の夏、富士山は世界遺産になりました。
みんなBerg Fuji、覚えててくれたらいいなあ~~~~~~!!

(終わり)

☆VHS、その他語学学校は地域やクラス、担任によって(同じ学校でさえも)
その内容・レベルに差があります。これらは私個人が体験した感想です。


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by miho-berlin | 2014-04-25 00:00 | 頑張れドイツ語!/語学学校

もう旅行者ではない、寝ても覚めてもここはベルリン、毎日ベルリン!品川OLが結婚を機に2008年渡独。縁もゆかりもなかったこの街で奮闘する主婦&新米ママのベルリン生活。


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