ユダヤ人のHARIBO(ユダヤ博物館)

毎日あっというまに過ぎて、気がつけば一月も半ば。ベルリンはやっと?やっぱり?冬が
来ています。想定内の温度だが、久しぶりだとやはり寒い。

ベルリンではただ今、毎年恒例のGrüne Woche (食の見本市。以前一度こちらに書いています)
が開催中だったり、先日は農林水産相が主催した大きなレセプションがあり、ドイツ人を
中心とした1100人のゲストに和食を紹介していました。

というわけで今日は食の文化に関連したことを書こうと思います。

ベルリンのユダヤ博物館に行ったことありますか??
去年初めて行ったのですが、展示内容から建物そのものまで非常に興味深く、なぜもっと
早く来なかったんだろうと思いました。(日本語のオーディオガイド有り。必須です!!)
その時はちょうど主人と取材に行き(リンクユダヤ博物館の特別展「本当の真実」)
ユダヤ人の方とお話したりとっても印象的だったのですが・・・

私の興味はやはり食べ物(笑)。食生活に関する展示は特に真剣に見入ってしまいましたが、
そこでHARIBOが売られていました。HARIBOと言えば、ドイツの代表的なお菓子のひとつです。
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実はこのHARIBOは普通のスーパーで売っているものと少し違います。
グミに使っているゼラチンが豚由来のものでなく、魚由来であるのです。
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”Kosher Fish Gelatin コーシャフィッシュゼラチン”の記載

ユダヤ教にはカシュルートという食事規定があるのですが、これがなかなかおもしろい。
例えば動物だったら「4つ足の獣のうち、蹄(ひづめ)が全く別れ、反芻(口で咀嚼したあと、
一度胃に送って部分的に消化し、もう一度口に戻して咀嚼する)をするものは食べてもよい」。
よくわからんが(爆)とりあえず草食動物、ラクダ、ウサギ、ブタはだめらしい。
そして魚は「ひれと鱗のあるものは食べても良い」。よって、エビ、タコ、イカなどはだめ。
こんな感じで、鳥とかも細かく規定されています。
グミにも、ブタの代わりに魚のゼラチンを使うのもそのためです。このように規定に適った
ものをKoscher(コーシャー)と言います。
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その他、肉類と乳製品を一緒に取ってはいけないらしい。しかも、それは食べる時だけでなく、
お鍋とかお皿にも当てはまり、こっちは肉用、そっちは乳製品用にと分けて使わないと
だめみたいです。(博物館に臨時の展示なのか?お鍋とか置いてあって面白かった!)
この習慣について先のユダヤ人女性に聞いてみたら、厳格なユダヤ教であれば、当たり前ですが、
きちんと今も守っているそうです。祖父母、親の世代もある程度気にしていて、彼女はそこまで
ではないと言っていました。

主婦の観点から言わせてもらえば、これ私たちも同じことやってたら、ま~大変ですよ。
コーシャー専門店でならまだしも、普通のスーパー行って、これ食べていいんだっけ?あれは
どうだっけ?って。。慣れかしら??しかもただでさえ和食って食器の数多いのに。
って思想と手間を同じ次元で考えるなんて失礼ですが--; 

ちなみにHARIBOのお味は・・・普通でした(笑)まあ、ゼラチン変わっただけじゃ味は
影響ないか~~~。
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ユダヤ博物館の中にあるカフェは解放感があり、とっても素敵です。興味深いけどやっぱり
これまでの歴史などを見てみると複雑で、難しくて、重く考えさせられるユダヤ人のいろいろ。
その合間やその後にケーキとコーヒーでほっと一息つける空間があるのはかなり魅力的です。
(コーシャーの話を聞いておきながら、ばっちりケーキにありつく。。笑。え~っと ちなみに
ケーキの成分はバター(乳製品)に小麦粉に・・・コーシャーはセーフかな?って大変だーー!!)

ベルリンにはユダヤ人カフェなどもありますが、その話はまた別の機会にしたいと思います。
(カシュルートについてはWikipediaを参考)









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by miho-berlin | 2014-01-24 03:13 | やっぱ"食"!!でドイツ楽しむ

もう旅行者ではない、寝ても覚めてもここはベルリン、毎日ベルリン!品川OLが結婚を機に2008年渡独。縁もゆかりもなかったこの街で奮闘する主婦&新米ママのベルリン生活。


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