ドイツのお墓参りのシーズン

クリスマスが少しずつ近づき、華やぎのトーンも少しずつボリュームアップしたいところですが、
その前に一度立ち止まる時間。それもまた11月なのです。
e0149604_43640100.jpg
カレンダーが手元になくても、お花屋さんの前を通ればだいたい季節がわかります

さて、このようにお花屋さんに飾ってあるリース、クリスマス用にしては出るのが早いし、
ずいぶん控えめだなと思っていたら謎が解けました。

これはお墓用のお花なのです。ドイツでは11月がお墓参りシーズン。
11月2日はカトリックの「死者の日」ということで、全ての死者に祈りを捧げるとあります。

お墓参りといえば、先月ドイツに来て初めてお葬式に参列しました。もちろん喪服は
持っていなかったけど(今年は結婚式に、音楽祭に、お葬式と服に悩んでばっかりです。。)
結婚式の時のこともあったので、きっとお葬式も格好より 行って故人を偲ぶことが大事、と思い
クローゼットにある黒をかき集めました。(私、服もバッグも靴も、ほとんど黒を持っていないんです。)

キリスト教ではなかったのですが、実際は全体的に黒が多かったけど、ジーンズや赤いブーツの
人もいました。でも明らかに明るい恰好の人はいなくて、黒でなければグレーや茶など・・。
日本のようにみんながみんな同じような格好はしてなかったです。

教会で故人の話などを聞き、その後、牧師さんが棺桶を移動させ、参列者も一緒に隣の墓地へ。
土葬でしたので、お焼香の代わりに、棺桶に土を3回スコップでかけました。スコップを
使わず素手でかける人もいたり、お花を持ってきた人は一緒に投げ入れていました。
心の中 のお祈りはドイツ語でなんて言っていいかわからず日本語で^^;でも届いているといいな。

お葬式のお知らせを送って下さった方にご挨拶をして、終わり。
お香典や記帳などもありません。手ぶらで行ってしまいましたが、お花の代わりに
墓地に寄付を、とあったので、心ばかり寄付をして帰宅です。

こちらで知り合った方について言えば、去年の暮から今年は、あとお2人方の訃報があり
ショックを受けました。どの方も、長い人生の最後の最後の方でお知り合いになれる
チャンスを頂け、ほんの短い間でしたが、出会いに感謝したいと思います。
きっと何かのご縁あってのことと思うので、その方たちのことを、そして思い出や教えて
頂いたことを忘れずに・・・シーズンでなくともまたお花を持ってお墓参りに行きたいです。

今まであまり気に留めなかったこのリースたちの存在に気づけたのも、故人が教えてくれたことの
ひとつですかね・・・。今年は少しドイツでの11月に対する見方も変わった気がします。
e0149604_4361310.jpg
お墓参り用のお花には、十字の形や、角松みたいな?!お花もあります。赤い筒状のものはろうそくを入れるものです

それにしてもドイツに親族などいないのに、今年は冠婚葬祭に出席させていただく機会があり
不思議な感じがしました。人がいるところには華々しい場面も、寂しい場面もあり、
そうやって人生はまわっていくものなのですね。
[PR]
by miho-berlin | 2012-11-20 05:37 | ここはドイツ!生活・文化

もう旅行者ではない、寝ても覚めてもここはベルリン、毎日ベルリン!品川OLが結婚を機に2008年渡独。縁もゆかりもなかったこの街で奮闘する主婦&新米ママのベルリン生活。


by miho-berlin