7月25日、ヒロシマ広場

ちょっと時間が経っちゃったけど、8月6日、9日を迎えるにあたり。
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ベルリンから電車で30分弱、ポツダム駅よりちょっと手前。
Griebnitzsee(グリープニッツ湖)畔の一見、豪華な邸宅。誰かの別荘か?
いやここは・・・
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1945年の7月17日から8月2日までのポツダム会談中に、
アメリカ大統領トルーマンが滞在していた場所です。
ここに滞在中の1945年7月25日、彼の承認のもと日本への原爆投下命令が
下されたとされています。
その後の8月9日。九州に住んでいる私の祖母は、農作業中の正午あたり、
有明海の向こうに大きなキノコ雲を見たことをはっきりと記憶しています。

それからちょうど65年が経つ、先月25日。
このトルーマンの家の目の前にある広場(ヒロシマ広場と名づけられています)に
原爆投下犠牲者の追悼記念碑が設置され、その除幕式が行われました。
私たちは夕方、そこを訪れてみました。
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ここには、ドイツ語と英語と日本語で
”アメリカの大統領がポツダム会談中にここの目の前の家に滞在していた”こと、
”7月25日にこの大統領の同意のもと、軍の原爆投下命令が下された”こと、
”原爆の破壊力は・・・計りしれない苦しみをもたらした”こと、
”核兵器のない世界を願”い、が書かれています。
そしてこの記念碑に埋め込まれているふたつの石。
これは左が長崎の神社境内にあった石、そして右が広島の路面電車の敷石を
持ってきたもので、どちらもあの日被爆したものだとか。
(”今は石には危険がない”ということも書かれています。)

私たちがここにいる間にも、数組のドイツ人の人たちも足を止め、この記念碑の前に
立っていました。

さてこの日はここからちょっと離れたところで、灯籠流しが行われます。
その前にダンスをやっているお友達が”3人の生贄”という作品(パフォーマンス)を披露。
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そろそろ陽も落ちてきたところで・・・
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灯籠流しが始まりました。湖だからなかなか流れていかないけれど・・・
きれいに灯っています。
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この日は日本人よりもドイツ人、地元の人の方が多かった、という印象です。
地元在住のアメリカ人からは批判もあったようですが、原爆が落とされ、
それこそ”計りしれない”悲しみと苦しみがあったことは事実です。

日本にいるときは原爆を落とされた日、戦争が終わった日、など実際に起こって
しまったことについて、考える機会が多かったのですが、今回は別の視点で・・・
起こる前の出来事について考えさせられ、これがあったばかりに、、
と今までになかった憤りのようなものをより強く感じました。

日本を離れたこの地でも戦争のことを考える機会、7月25日を忘れないでいようと思います。
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by miho-berlin | 2010-08-05 01:30 | ベルリン近郊

もう旅行者ではない、寝ても覚めてもここはベルリン、毎日ベルリン!品川OLが結婚を機に2008年渡独。縁もゆかりもなかったこの街で奮闘する主婦&新米ママのベルリン生活。


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